710. 他のプレイヤーのターンをコントロールする
710.1. あるカード(《精神隷属器》、《ソリン・マルコフ》)は、プレイヤーのターンを他のプレイヤーによってコントロールさせる。この効果は、その影響を受けるプレイヤーが次に実際に得るターンに影響を及ぼす。ターン全てがコントロールされ、この効果は次のターンが始まるまで終わらない。

710.1a 複数のターン・コントロール 効果が同じプレイヤーに影響を及ぼす場合、お互いに上書きされる。最後に発生したものだけが有効になる。

710.1b ターンが飛ばされた場合、ターン・コントロール 効果は次にそのプレイヤーが実際にターンを得るときまで待つ。

710.1c ターンのコントロールだけが変わり、オブジェクトのコントローラーは変わらない。

710.2. ターンをコントロールされているプレイヤーは、それでもアクティブ・プレイヤーである。

710.3. ターンをコントロールされているプレイヤーが、何らかのオブジェクトの情報を見ることができる場合、それはそのプレイヤーとターンのコントローラーの両方が見ることができる。

例:あるプレイヤーのターンのコントローラーは、そのプレイヤーの手札や、そのプレイヤーがコントロールしている裏向き クリーチャーの特性を見ることができる。

710.4. 他のプレイヤーのターンのコントローラーは、そのプレイヤーに認められている、あるいは何らかのルールやオブジェクトによりしなければならないすべての選択や決定を行う。これには、何をプレイする(起動する、唱える)かの選択や、呪文や能力に関する選択や決定を含む。

例:ターンのコントローラーは、アクティブ・プレイヤーがどの呪文を唱えるか、何を呪文の対象とするかを決めることができ、呪文の解決時に必要な決定も行なう。

例:ターンのコントローラーは、アクティブ・プレイヤーがどのクリーチャーで攻撃するか、それらのクリーチャーがどのプレイヤーあるいはプレインズウォーカーを攻撃するか、(複数のクリーチャーによってブロックされている場合)そのダメージ割り振り順、そして戦闘ダメージをどう割り振るかを決定する。

710.4a 他のプレイヤーのターンのコントローラーは、そのプレイヤーのためにコストを支払う 場合、そのプレイヤーの物(カード、マナ等)のみを使用できる。

例:ターンのコントローラーが、アクティブ・プレイヤーに追加コストとしてカードを捨てる 呪文を唱えさせることにした場合、そのカードはアクティブ・プレイヤーの手札から捨てる。

710.4b 他のプレイヤーのターンのコントローラーは、ルールやオブジェクトによって必要とされていない選択や決定を行えない。また、コントローラーはトーナメント・ルールによって必要とされている選択や決定を行えない。

例:お手洗いに行くこと、カードを誰かとトレードすること、他のプレイヤーとトレードをすること、合意による引き分けを行うこと、ミスや違反でジャッジを呼ぶこと等に関しての選択を行なうのは、ターンをコントロールされていてもプレイヤー自身である。

710.5. 他のプレイヤーのターンのコントローラーは、そのプレイヤーを投了させられない。プレイヤーは、自分のターンが他のプレイヤーにコントロールされていても、いつでもゲームを投了することができる。rule 104.3a 参照。

710.6. 他のプレイヤーのターンをコントロールしているプレイヤーは、自分自身に関する選択や決定も行える。

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